「いいものは残したい!」そんな思いを込めて日本の心がまだ息づく街で「はんなり」をオープンいたしました。
自然の恵みと先人たちの知恵によりはぐくまれた染と織。
手仕事の美しさには心ひかれるものがあります。
本物のこだわりと現代の生活空間に溶け込むようなコーディネートを皆様に発信していきたいと思っております。

2009-11-25 12:15:22

クリスマスに

テーマ: 仕入れ便り
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カーブが美しいアールデコ調の染帯が出来上がってきました。
黒の塩瀬地に銀彩を基調に銀箔、銀の刺繍を所々に散りばめています。
中央の模様が何となくハートマークに見えていい感じに出来上がっています。
元々、訪問着でもっと派手な色彩だったのを単彩にて表現してもらった品物です。
京都で親子でコツコツと友禅を描いている職人さんにお願いして作り上げていただいた新作です。
さすが矜持を持って自分の仕事をこなす職人さんだけあって妥協は許さない
素晴らしい出来栄えです。
この染帯とセットではありませんが同じ図案で訪問着も出来上がってきています。
もし興味がございましたら、はんなり銀座にてご覧いただけます。
白地のあっさりとした着物にこの染帯を締めてクリスマスに食事などいかがでしょうか。
その場がパッと華やいで会話も弾みそうですよね^^

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2009-11-24 10:29:50

国立劇場

テーマ: 仕入れ便り
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国立劇場で行なわれている歌舞伎公演にいってきました。
演目はなんといっても「外郎売」!
まだまだ歌舞伎初心者だった頃、小学館から出ている「歌舞伎のいき」というDVDで
その演目を知り、是非にもライブで見てみたいと常に思っていた
市川団十郎十八番の御家の芸です。
大病から完全復活した団十郎さんは今年、意欲的に十八番を演じて
1月には「象引」、そして11月にはこの「外郎売」で今年を締めくくろうとされています。
「ひょろっと舌が廻り出すと、矢も楯も堪りませぬ、そりゃそりゃ廻ってきた、廻ってきた〜〜
そもそも早口の始まりは、アカサタナハマヤラワ、オコソトノホモヨロヲット、
一寸先のお小仏におけまずきゃるな細溝にどじょうにょろり・・・・・・・・・・・・・・・・」
こんな調子で外郎売の台詞は凡そ2千2百字、原稿用紙で5枚半あるそうです^^;
しかも舌を噛む様な言葉の連続で一気に台詞を歌い上げる団十郎さんの姿は
とても病み上がりとは思えないほど落ち着いていて、さすが成田屋!!って声を掛けたく
なっちゃいます^^
ところが一転、次の「傾城反魂香」では、どもりの絵師の役。
この対比があまりにも面白く新鮮に感じられ、どもりの団十郎さん、おしゃべりの藤十郎さんの
掛け合いが最高でした。
どもりながら必死に自分の気持ちを伝えようとする団十郎さんの姿を見ていたら
すっかり感情移入しちゃって、いつの間にか、こっちまで力が入っちゃってました^^;
最後の「大津絵道成寺」は、駒場の日本民藝館が所蔵している大津絵を
からめて歌舞伎の娘道成寺を下敷きにして作り上げられた演目です。
藤十郎さんの5役が見ごたえありました^^


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2009-11-20 15:08:38

大江山

テーマ: 仕入れ便り
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江戸名所図会の中から特に目に付いた図案を
染帯に仕上げてみました^^
神田明神の神幸祭の大江山凱陣風景。
都を荒らす大江山酒呑童子一味を退治した源頼光一行。
鬼の首の後ろには、その首を落とした坂田金時(金太郎のモデル)の巨大なマサカリが
大勢の人によって担がれています。
京都の熟練の職人さんに詳細に描きあげてもらいました。
道端に特設された観客台には身を乗り出して観覧する様々な人々が事細かに描かれています。
そういえば一昨年、平成19年に176年ぶりに神幸祭にて
この大江山凱陣の山車が復活したそうです。
御輿が中心の現代のお祭りと違って江戸期の祭りは
こうした山車が主体の行事だったんですね。
酒呑童子は歌舞伎でも人気の演目で時を越えて現代でも愛されている舞台の一つです^^
ある方に見せたら、ウォーリーを探せ!見たいな感じで誰々を探せなんて要素があると
締めて行った場が盛り上がりますねぇ、なんていいアドバイスを頂いちゃいました。
観客席の中に自分を描いてもらうなんて仕様の染帯にしたら
それこそ自分だけのオリジナルな帯が出来上がりますね^^
手描きならではの遊び心で楽しめて本当に染帯はいいもんです。

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2009-11-19 15:50:36

男のきもの

テーマ: 仕入れ便り
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明日発売の「美しいキモノ冬号」に
はんなり浅草から男のきものの提案を掲載いたしました。
P208「男のきもの」ショップガイドの中にございます。
細かい記事ですので大雑把な品物の説明しか載せることができませんでしたが
こちらにて補足をしたいと思います。
画像の右側から
羽織は京都の「染めの北川」で染め上げたよろけ縞の小紋で写真よりも実物は
もっと濃い目に染まっています。
焦げ茶にモスグリーンが含まれたような複雑な色目です。
着物は山形県の長岡さんが丹念に織り上げた綾織の長井紬です。
非常に落ち着いたベージュ地に織り上がっていて羽織とのコーディネイトはピッタシ!
角帯は撚金つづれ(糸に金糸を巻きつけてザックリ感を出した織物)の袋帯を
裁断し角帯に加工し直した品物。
黒地に錆び茶の色目がシックにきまっています。
画像の左側は
京都の職人さんが、とある絞りメーカーの社長さんのためにコシラエタ意欲作。
たまたま見せていただいた時に一目惚れして無理を言って今回掲載させていただきました。
ヒレの部分などカーブの多い図案なので実は職人さんにとってはかなり高度な技を必要と
するそうです。手を抜くとたちまち色が泣いて売り物にはならなくなるとのこと。
この撮影にはその社長さんの羽織を拝借しましたので店頭には今月末には仕上がって
来る予定です。
着物は塩沢杢紬のグレー地。細かい格子柄が連続で織り上げられています。
単衣にして自分は着用していますが肌触り感は抜群で非常に重宝している着物の一つです。
そして角帯は京都の河村つづれさんで別織してもらった品物。
つづれ地は本当に締め易く自分も何本か誂えて愛用しています^^
グレー地の着物のアクセントとしてボーダーの角帯はナマズの羽織と相まって
見事に調和しています。
またP178の村上弘明さんが着用の着物は先日ブログで紹介しました
飯田紬のひろせさんの男物の着物で藍色の紬です。
締めている角帯は薄いグレーの河村つづれさんの吉野格子柄。
羽織は京都の菱健さんで染めてもらった網代模様の小紋です。
こちらは女性の小紋生地に接ぎを入れて仕立てあげたもので
額裏には京都で別注したバティク調の裏物を使用しています。
紐は銀細工を主体にオニキスを使って作り上げた手づくりの品物です。
詳しい画像は明日発売の「美しいキモノ冬号」をご覧くださいませ。


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2009-11-17 11:07:59

飯田紬

テーマ: 仕入れ便り
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はんなりで御馴染みの飯田の「ひろせ」さんの新色の無地が入荷しました。
梅、くるみ、松、渋木、蘇芳、茜など天然草木染料の色彩は
いつ見ても目に優しい穏やかな色です。
経糸に対してテンションをかけずに織り上げている飯田紬の独特な風合いは
見た目だけでなく着心地もふんわり^^
女性物に接ぎを入れて自分用に仕立てて普段着ていますが
その着心地といったら結城紬にも匹敵するほどの暖かさ^^
これは経糸と緯糸の間に空気の層があるためで保温性に優れている証拠なのです。
また仕上げに砧打ちを約600回程行なうため飯田紬ならではの光沢が!
間近で見るとキラキラと絹が光り輝いてまるで宝石のよう^^
ここまで品物に愛情をかけて1反1反作り上げられる、ひろせさんの飯田紬は
普段着物の代表格!いつかは手にして頂きたい天下一品の着物です。
1年と半年前に飯田にお邪魔した折、今後の着物市場に対して危惧されていたのを
今でも思い出します。
いくらいい品物をこしらえても間に入って伝える人間が間違った商いを行なえば
全てが台無しになり余計に着物離れに拍車がかかると・・・・・・・
作り手の温もりの感じる大事な品物を懇切丁寧に着物好きな皆さんに
紹介していくことが着物に携わる人間の使命だと肝に命じて
ひろせさんや全国の真面目にコツコツと大好きな着物を作られている職人さん達の
笑顔のために今後とも精進していきたいと思うこの頃です。
なんか久々に飯田に行きたくなってきちゃいました^^


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